ハワイについたら暑かった
行きの飛行機の中で腹痛のピンチがあったけど
何とかハワイへ到着した。
今思うとこの時のわたしの潰瘍性大腸炎の症状は
まだまだ軽い方だったと思います。
トイレに何十回と駆け込む
生活が続いていたのですが
不思議なことに内視鏡検査を
したあと症状が軽くなっていったのです。
おそらく腸の中を空っぽにしたことが
良かったんだと思います。
まぁ、その腸の中を空っぽにするために
大量の下剤を飲まなければならなかった
ことは人生で1番辛いことです。
(3回経験あり。)
ハワイ旅行はこの大腸内視鏡検査を
して間もなくだったので
比較的、トイレの回数は減っていたのです。
(それでも急な腹痛が起こったらどうしようと言う心配はありました。)
そしてハワイへ到着…!!
飛行機を降りると、不思議な感覚に襲われた
とても気温が暖かかったからだ!
8時間前まで1月の極寒の日本にいたから余計そう感じました。
本当にハワイへきたんだ!と実感した瞬間だった!!
そして着ていた服が冬仕様だったので
とても暑く感じました。
冬の日本からハワイへ行く時
みんなどのタイミングで
半袖短パン、ビーサンに
チェンジしているんだろう…
と思った。
あとハワイの空港は近未来的な日本の空港と違って
床はじゅうたんで
全体的に色味が茶色で年季が入っているように感じた。
なんかちょっと、「友達んチきた」みたいな感覚になりました。笑
とってもアットホームな印象でわたしは好きでした。
とても暖かい気候が自律神経を整えてくれたのか
めちゃくちゃハワイ着いた途端元気になったのを
覚えている。
あぁ、どうにかこのまま
トイレに駆け込む習慣なんて知らなかった
かのように過ごせたらいいなぁ
と願っていた。
2日目のランチでまたもや腹痛に襲われた
2日目のランチは
雑誌でよく取り上げられていた
ガーリックシュリンプを食べることに。
ハワイでは有名なB級グルメなようだ。
私たちはキッチンカーのお店でいただきました。
なぜならこのキッチンカーのお店が
日本でハワイについて調べていたとき
いろんな雑誌に載っていて、相当おいしいんだろうなぁ
と思っていたからです。
絶対にここに行きたかったのです…!
これがとんでもなく美味しかった。
わたしが食べてきたエビ料理の中で
ダントツ1位です。
エビフライもエビチリもエビの天ぷらも
大好きだけど
このガーリックシュリンプと言う料理は
わたしのエビ料理の概念を変えました。
口に入れた瞬間
えびプリ!ガーリックとバターの香りブワーーー!!みたいな。
エビってこんなに美味くなれるの!!!???
エビとバターとニンニク炒めたらこんな化学反応起きるんだ!!
エビのポテンシャル高!
って衝撃が走りました。
この時は潰瘍性大腸炎と診断されたばかりで
病気の悪化になると言うことを聞いていたので
お酒は飲めなかった。
なのでアイスティーだった…
現在のように症状が落ち着いている時期
『寛解』期まっただ中だったら、
それはもう…!!
ビール何杯でもいけそうなお料理でした。
(また行きたいな…泣。)
友達と「めちゃくちゃ美味しいね!
ここにして良かったね〜!!!」と語りました。
自分たちが選んだお店が間違っていなかったことを
わたし達は噛み締めてました。
と、食べ終わってしばしまったりタイムを過ごしていた
その時。
とても嫌な予感がしました。
そうです、またあの忌まわしい腹痛が
襲いかかってきたのです…!!!
ハワイへきたら
「なんかミラクル起こって潰瘍性大腸炎が治るんじゃないか…!」
とかバカなことを考えていた自分を恨んだ。
キッチンカーのお店にはトイレがなかった
腹痛が起きたと同時に
ここはキッチンカーのお店だからトイレがないんだ…!
と言うことに気づいた。
(飛行機のアクシデントから何も学習していない…)
「ごめん、ちょっとトイレ行ってくる…!」
と友達に告げてわたしは
全く土地勘のないハワイで
トイレを探した…!
急がなければ!
とにかくトイレにいますぐに行きたい…!
道端でうずくまるわけにはいかない!
日本だったら全く知らない場所だとしても
トイレくらいは、ここにありそうだな、とか
コンビニもこの辺かな、と探すことができるけど、
今回はそう簡単にはいきません。
なぜならここは日本から遠く遠く離れた
かっても何もかもが違うハワイなのです。
そして当時は、スマホが世に出始めたか
出てないかくらいの時代。
もちろん学生のわたしが
スマホなんて持っているわけがありません。
当時のわたしは、世間一般に浸透する前に、
いち早くスマホを持っていた人のことを
めちゃくちゃカッコつけてる人だと思っていて、
無駄に恥ずかしさを感じていて、
やや遅めにスマホデビューした人間です。
今では持っていることが当たり前のこのスマホさえあれば
トイレの場所なんてGoogle Mapで調べたりできたんだろうなぁ。
便利な時代になったなぁってこんな時改めて感じます。
・・・・・・・・・
歩くこと4.5分くらいだっただろうか。。
歩いても歩いても公衆トイレらしきものは見つからなかった。
そこでわたしは最終手段で
見知らぬホテルに入った。
ちょうどロビーを清掃している
お兄さんに
「ウェアイズザレストルーム…!」
と聞いたら伝わったらしく
モップを片手に持ちながら
(あっちだよ)
と、ジェスチャーで教えてくれた
このお兄さんは曙のような見た目だった。
わたしの必死さが伝わったのか、心配そうな顔で
トイレの方向を教えてくれた。
わたしは走った!!笑
走りながら、わたしは感動していた。
トイレどこですか、って必死になって聞いてる人には
世界共通、言葉は違えどみんな優しいんだなぁと思った。
(世界中を回ったわけではないけど)
そしてトイレに到着した。
そこのトイレは『ザ・海外のトイレ』といった感じで
ドアの下がめちゃくちゃあいてた
入ってる人の足が見えるタイプです。
洋画でよく出てくるタイプのトイレだぁ
と感動していた。
トイレについた安堵感からか
日本の公衆トイレとの違いに興味津々でした。
あの足元が見えるようになぜなんだろう
一目で中に人が入ってるかどうかわかるように
しているのだろうか。
そして、いつもの通り
トイレに入れたとしても
腹痛が治るわけではなかった。
ひたすら続く腹痛と戦った。
ただただ痛いだけで治らない。
ハワイまできて…
そして名前も知らないホテルのトイレで
わたしは一体何をしているんだ。。
と思った。
不幸中の幸い、
このハワイ旅行での腹痛は
この一度きりだった。
そして免税店で普段は買えないような
コスメを見たり
ハワイアンジュエリーを見たり
楽しんだのでした。
ハワイまで来て海には入らず
そして、今でも本当にめちゃくちゃ後悔しているのですが
なぜかハワイにまできて
わたし達は海に入らなかったのです、笑
いやなんで!?って
思い出すたびに不思議です。
3人で行ったのですが
そのうちの誰1人として「海に入ろう!」とは言わなかったのです。
わたし自身スーツケースに水着を入れて行ったかどうか
さえ覚えていないという笑
現地調達しようとしていたんでしょうか。
用意した記憶がありません。
何で海に入らなかったのかなぁって考えていて
ひとつ思ったのが
ハワイ旅行が決定してから
ずいぶん時間はあって、その間は就職活動や卒論、
そして旅行資金を貯めるためのバイトで疲れていて
「海に入ろうよ〜♪」っていうキャピキャピ感が
私たちになかったということ。
(若かっただろうにどれだけ疲れてたんだか笑)
あとは、水着姿になるのがなんか恥ずかしかったのかな…
ディズニーランドに行って、何もアトラクション乗らずに
レストランで食事して買い物だけして帰ってくる
セレブな人とかたまにいますよね。
まさに、ハワイ旅行レベルでそれと同じことを
した気分です。
ある意味めちゃくちゃ贅沢なハワイの過ごし方だったと思います。
今度行ったら、絶対に青い海に入りたいと思います。