どうも、みきです。
今日は、飛行機に乗ってる途中に潰瘍性大腸炎が原因の
めちゃくちゃしんどい腹痛が襲ってきて
とてもつらい経験をしたと言うお話です。
わたしは20才の時に潰瘍性大腸炎と診断されました。
その時の思いはこちらで書いています。
↓
人生初の海外旅行
お医者さんから潰瘍性大腸炎と診断される少し前に
わたしは人生初の海外旅行を予約していました。
なぜなら学生最後の思い出に海外に行くと言うことを経験したかったからです。
世間で言う、卒業旅行、というものです。
友達とヨーロッパとかいいよねと話していたけど、
学生の私たちにはとっては、とても高い旅費だったので
少しだけリーズナブルなハワイにしました。
それでも当時のわたし達にとってもはとても高額でした。
バイトのシフトを増やして何とか旅費を貯めたのでした。
もし、この旅行を予約する前にお医者さんから潰瘍性大腸炎と診断されていたら
わたしはハワイ旅行に行くことをあきらめていたかもしれません。
気軽にトイレに行けない恐怖
なぜあきらめそうになったかと言うと
旅行中は好きな時にトイレに行けないからです。
飛行機に乗っている最中は特に行けないだろうなと
無知なわたしでもそのくらいは予想がついていました。
潰瘍性大腸炎になった人ならわかるかもしれませんが、
この不自由さが何よりも恐怖なのです。
キャンセルすることも考えた
旅行をキャンセルすることも考えたけど
キャンセル料もかかるし
まだこの時、病気になったとは認めたくなくて
「いや、絶対行くし…!ハワイがわたしを待ってるし!」
と、恐怖心よりもウキウキな気持ちがわたしの中で勝って、
ハワイへ絶対に行くんだ!と心に決めていました!
わたしは旅行に行くかなり前から、ハワイについて調べていました。
ハワイ特集の雑誌を買って
ベッドの上で読み漁ると言う生活をおくっていました。
やれ免税店はココがおすすめだの、パンケーキはここが美味しいだの
めちゃくちゃ調べて気分を盛り上げていました…!
出発の朝
そして待ちに待った出発の朝。
めちゃくちゃ早朝に起きました。
1月だったのでまだ外は真っ暗でした。
駅までの道がとても寒かったのを覚えています。
これから自分が常夏の島、ハワイへ行くのが信じられませんでした。
病気のことが頭をよぎらないわけではありませんでした。
地元駅から新宿へ。
そして新宿から空港行きのバスに乗りました。
ここまでは特に腹痛も起きず難なくクリアできたのでした。
初めての空港でエキサイティング
そして無事、空港へ到着しました。
この時点で、わたしはすでにエキサイティングしていました。
なぜならば、人生初の空港&海外旅行だったので
見ること起きること全てが新鮮でした!!!
空港ってこんなに大きいんだなぁ!
広くて迷子になりそう!
めっちゃピカピカしてる、まぶしい♪
飛行機の迫力すごい!
電車と違って1時間も前に手続きするんだぁ!
と、些細なことでも全てに感動していました。
病気のことは1ミリたりとも頭にありませんでした。
そして飛行機にも乗り無事に離陸した。
ガタガタと揺れる機内の窓から
日本が小さくなっていくのが見えました。
ウキウキが止まりませんでした。
しばらく初フライトを楽しんでいました。
機内食を食べていたら突然の腹痛に襲われた!
そしてついに、恐れていたことがここで起きました。
それは機内食を食べている時でした。
食事をして、腸が活発になったのでしょうか。
突然、猛烈にお腹が痛くなってしまったのです!
だけど当たり前ですが飛行機の中なので
すぐにはトイレに行けない状態でした。
しかも食事中だったので余計に身動きが取れない状況でした。
旅行に行く前に最も心配していたことでした。
トイレにすぐに行けない不自由さをこのとき思い知ったのです。
そしてその恐怖が、最悪なタイミングでやってきてしまったのです…!
すぐ近くにあるのに遠く感じた機内トイレ
もちろん機内トイレはちゃんとありましたし、
わたしの座席からそう遠くはありませんでした。
10mもない距離だったと思います。
私たちが座っていたのはエコノミークラス。
席はぎちぎちでスッとすぐに立ち上がれるような余裕なんてありませんでした。
(わたしの人生でファーストクラスに座る日なんてくるのだろうか。。泣)
通路側の座席を選べば良かったと後悔
しかもよりによってわたしが座っていたのは
通路側じゃなく真ん中のシートでした。
そしてさらに機内食を置いてるテーブルで
席を立つ余裕がさらにない状態だったのです。
そしてこの時のお腹の痛さは
尋常じゃないほど辛いものでした!
一刻も早くトイレに…と言う状態でした。
どうする!?
いろいろ思いをめぐらせたけど
どう考えても通路側の席に座っている友達に
立ち上がってもらわなければならない…!
食事している最中なのに申し訳なさすぎる。
めちゃくちゃ焦りました。
「〇〇ちゃん、本当ごめん、トイレ行きたくなっちゃった。。」
友達「え…!?大丈夫??」
意地悪な人だったらこの状況で
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
…機内食楽しんでるこの時に、なんで今?
なぜにこのタイミング??迷惑だわぁっ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
て考えると思うけど
友達はいっさいそんな表情を見せませんでした。
むしろとても心配してくれました…!泣
(病気のことは少し話していた。)
このあと友達はすぐに、自分が立たないとわたしが通路へ出れないことを
悟ってくれて、わたしの機内食と自分の機内食を両手に持ち、
急いで通路に立ち上がってわたしをトイレへと送り出してくれたのでした。。
(本当、申し訳ない話です…!!苦)
そして念願のトイレへ。
トイレに入るもしばらく続いた腹痛
不幸中の幸い、先客はおらず
すぐにトイレへ入ることが出来た!
ここで腹痛が治ればいいのですが
潰瘍性大腸炎とは本当にやっかいな病気でものすごくお腹が痛いのに
結局なんにも出ないのです。。
ただただ、猛烈な腹痛が襲ってくるだけなのです。。
わたしはトイレに座りながら
ひたすら悶えた。脂汗がしきりに出てきた。
「神様…!この旅行期間だけはお許しください…!」
と願った。
そんな思いも虚しく腹痛の波が何度も襲ってきた。
ん”ーーーー…!!と声が出そうになるほどだった。
自宅でも何度も耐えてる痛みだから慣れていたけど
太平洋の上空まで来てまたこれかい…!と思って切なくなった。
わたしは一体何をしてるんだ…。と思わざるえなかった。
10分ほど身悶えて何とか
席に戻ってもいいなってくらいに回復したので
席に戻りました。
友達はわたしがトイレに行きたいと言う前の状態に
戻っていて、食事の続きをしていた。
わたしが自席に戻るために
また食事を中断して立ち上がってもらった。
本当に迷惑な話です。。
トイレに行けた安心感からか
ハワイ到着までは腹痛も起きず
難なく過ごせたのでした。
そして、やっと8時間のフライトを終えて
常夏の夢のようなハワイへ無事に到着したのでした!!!
まとめ
潰瘍性大腸炎と診断される前に
ハワイ旅行を予約してしまい不安だったけど現地にはどうにか
到着することが出来ました。
ただ反省点が4個あります。
①病気をきちんと受け入れて、腹痛がいつ起きてもおかしくないと心の準備をしておけば良かった。
②飛行機に乗る前にトイレは済ませておけばよかった。そのときお腹が痛くなくても念のために行っておくと良いと思った。
③急な腹痛に備え座席は通路側にしておけば良かったと言うこと。
④機内食が運ばれてくる前にトイレへ行っておけば良かったと言うこと。
これらのことを気をつけていれば、あんなに慌てることもなく
友達に心配させることもなかったと思います。
しかしこの後、ハワイ現地でもわたしのお腹は言うことを聞いてくれませんでした…泣