潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎と診断された時の思い

どうも、みきです。

 

今日はわたしが潰瘍性大腸炎と診断された、

今も忘れない、人生で1番ショックを受けた時のお話をします。

 

1番初めに気づいた体の違和感は

20才の頃でした。

1日に何度も便が出ると言う異変があったことでした

その症状が出るまでは、とてもがんこな便秘に悩まされていたので

何度も便通があるのは

嬉しいことで、むしろ喜んでいました笑

 

だけど時が経つにつれて

今まで感じたことのない、ものすごい便意に襲われるようになっていきました。

何か悪いものでも食べたかな…

そんな感じでした。

 

トイレに入った途端

ん”ーーーーーーーーと唸ってしまうくらい

脂汗が出るほどの

身もよじれるような腹痛です。

 

「なんで、こんなにお腹痛いのに

何も出て来ないんだーーー!」

 

謎の腹痛に怯えていました。

一ヶ月ほど続き、症状はひどくなっていきました。

 

この頃には粘血便(ねんけつべん)と言って

便に血が混ざって、鼻水のような

どろっとした液体しか出ないようになってました。

 

食事をしても食べたものが、そのまま姿を変えずに

出てきてました。

特に食物繊維が豊富なものは、必ずと言っていいほど

そのまんま出てきます。

(ほうれん草がそのまま出てたのを今でもよく覚えてる)

 

もう毎日毎日トイレで唸っては脂汗の生活に

疲れ果てて

病院へ行くことに。

 

さて病院に来たものの

お医者さんがお腹に手を当てて原因がわかるはずもなく

私は人生で1番辛い「内視鏡検査」を

することになったのです。

 

内視鏡検査と聞くと胃カメラを思う方が

多いかも知れません。

しかし私の場合「おしり」から入れる内視鏡でして

当時の私はそんな検査方法があることにもまず驚いたし

自分がこれからやるって言うのが信じられなかった

(信じたくなかった。泣)

→人生で1番辛かった内視鏡検査【潰瘍性大腸炎】

 

激痛の内視鏡検査を終えて何週間かたち

検査の結果を聞きに行った。

 

この時は

「このくりかえす謎の腹痛を治すおくすりを早く出してください!」

とだけ、ひたすら願っていた。

 

「●●みきさん、お入りくださぁい」

診察室へ通されると

先生の目先に何やら

ピンクと白の混じったヌメっとしてそうな

臓器的な写真が貼られていた

 

…これがこの間の検査の写真なのだろうか…?

 

ボケーっとしていると先生が説明し始めた

「えーと、これがあなたの大腸でして、ここが白くただれているのわかります?」

…はい。

「恐らくなんですが、潰瘍性大腸炎ですね。難病指定されてます。完治させることが出来なくてですねぇ。」

…はい。

あまりにもサラッと言われすぎて

普通に答えてしまった。

 

心の中では

…か、かいようせい?何ですか…?な、なんびょう?

…ちょっと何言ってるかよくわからない、

まさにそんな状態。

 

先生は続けた。

「今、潰瘍性大腸炎、完治させる薬っていうのがないんでねぇ。まぁ症状と上手にお付き合いしていきましょうかぁ。」

「お薬出しときますね、2週間分でいいかなぁ。」

カチカチ(先生がパソコンで私のカルテに打ち込んでいってる)

 

帰りに『潰瘍性大腸炎ってどんな病気?』的なパンフレットをもらって

診察室を後にした。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

しばらく放心状態だった

何も考えられない。

 

とりあえず、わたし、難病になってしまったんだよね。。

か、かいようせい、なんちゃら、なんだよね。。

 

そこからどうやって帰ったのかも覚えていない。

 

20年間生きてきて、薬を飲んで寝れば

治るっていう病気しか経験してなかったから

「治らない病気」になってしまったっていう

事実のショックが大きかった。

 

このまま病気と一緒に生きていくんだ。

 

先生はうまく付き合っていきましょうって

言ったけど、はっきり言って

イヤだった。

 

治せるものなら治したい

世界中探せば治せる薬や

お医者さんがいるんじゃないか

と思っていた。

 

もらった『潰瘍性大腸炎ってどんな病気?』って

パンフレットも放り投げていた。

 

人生が終わったように思えた。

悲しみのどん底に突き落とされたような気分。

とてつもない恐怖が襲いかかった。

 

病気を受け入れたくない私の意思を

無視するかのように

激しい腹痛はまた襲ってきた。

  • この記事を書いた人

みき

20歳のころ潰瘍性大腸炎と診断され
さらに難病だと聞かされ絶望する。
この病気とつきあって17年
現在 働きながら3人子育て中
長男9歳 次男2歳 長女6ヶ月
ブログ運営の仕方と長期資産投資を日々勉強中
夢は通勤のない生活
(潰瘍性大腸炎を患っていると通勤は本当苦痛です)
余裕のある未来に向けて奮闘中
潰瘍性大腸炎だけどいろいろなことに挑戦したい!
潰瘍性大腸炎でも何とかなるさ!と生きてます

-潰瘍性大腸炎

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